11年働いた会社を辞めて約1年後にどうしてもと頼まれて戻ったけど同じ店じゃなく違う系列店に配属になり先ずは、お店のシステムの改善をして約1ヶ月が経ち改善作業の次にこのお店で働いたことが無いので客層やどんな物が売れるのか試そうと本日のスペシャルを作ってお客さんの反応を見る為に今週は、何品か作って見たので見てやって下さい。
手間が掛からずサッと出せるってのが1番の課題なんで先ずは、イクラの正油漬け。色々な人種が働くアメリカでは、日本からしたらかなり低レベルになっちゃうけど誰が作っても誰が盛り付けても同じクオリティーを提供する事が前提。これなら作り置きして冷凍すれば何時でも同じクオリティー。アメリカの日本食店で勤務して思う事が1つ。感性で作ったりその場で何かやるんじゃなくて働く人間に合わせてやる事と考えるビジネスの方が成功します。
そして第2弾は、フレンチフライをお好み焼き風にアレンジしてたこ焼きソース、マヨネーズ、カツオ節と刻み海苔を掛けた物。日本食からかなりかけ離れるけどアメリカ人に寄せる事もかなり大切。日本に住んでる方からは、何コレ？っ感じになるけどこれがアメリカ人に対する親父の寄せ。これ、めっちゃ売れてます！
揚出しとうふがあるなら揚出しナスもやれば良いじゃないと思ってアメリカ人が好きなハラペーニョも揚げ出しにした揚出しナスとハラペーニョ。辛い物が好きなアメリカ人には、メガヒットしてます。
仕込み部署からアスパラベーコンを作る時に残るベーコンのクズがあるので何とかしてくれと言われたのでベーコンのクズの脂身を切ってホウレン草とコーンとベーコンのクズをバターとニンニクでソテーにする事に。アメリカの飲食業界で鉄板な3G、グリーンオニオン(長ネギ)、ジンジャー(生姜)、ガーリック(ニンニク)を商品の名前に付けるとバカ売れするんで例えばベーコンとホウレン草とコーンのガーリックバターソテーと売り出すとバカ売れ。結局アメリカの飲食業ってさっき言った様に考えるビジネスの方が成功すると思うんだよな。
追加でさっき言った3Gの他に商品の名前にレモン何だか、バターなんちゃらが着くと売れます。
そんなこんなで日本で飲食している人とこっちでやってる飲食は、かなり違います。
